スピーカー用の良質な丸太を求めて八ヶ岳山麓を巡りました。

10月から2月は、木の活動が低下して含水量が減るので良い材を仕入れる季節です。
2か月がかりで見つけたのが直径約35cm、長さ4メートルの赤松の丸太、年輪が詰まって節がほとんど無いとても良い材です。

スピーカー本体には何時も唐松を使っているのですが、今回は赤松です。
赤松は脂が多いので加工に向かないと思っていましたが、製材所の親方に「赤松より唐松の方が脂が多いと言うことは無い、材による。節が多い材に脂が多い。」と教えられ仕入れました。材としては、一見唐松と見分けがつかないほど似ています。

皮を剥き、大まかなサイズに切断し、年輪を数えると樹齢65年でした。
取り敢えずの割止め加工をして、次の工程まで仮置きします。